ホームページのリニューアルや新規の相談でよくある話。
「稲嶺くん、ホームページをリニューアルしたら、YAHOO!で上位させて欲しい。検索で上位表示されたら、ホームページから新規のお客さんが増えると聞いたからね。」
この相談内容で、2つの勘違い・間違いがあります。
気づきましたか?
それでは、1つずつ解説したいと思います。
【1】YAHOO!で検索したら上位させて欲しい。どのキーワードで?
「社長、どのキーワードでYAHOO!やGoogleから上位表示されたいですか?」
と、質問すると、ほとんどの方(経験から50%〜80%かなと)が、答えられません。
「検索キーワードとは何?」といったリアクションになります。
実は、なんとなくお客さんがGoogleなどで検索して、自社のサイトが上位表示される。
といったイメージの方が多いんです。20年この仕事してますが、最近は驚きません。
ネット経由で自社のホームページに流入するお客さんが、Googleでどんな検索キーワードで検索するのか?
そのキーワードを答えるられる社長さんは、一握りです。
この検索キーワードの選定、それなりの専門知識が必要です。
対象客の選定、看板商品、重点商品などから対象商品の絞り込み、競合やライバルのホームページの分析、他にもやることが結構あります。(SEO対策については、別に紹介しますね。)
あなたとって理想のお客さんが、Googleからどんなキーワードで検索するのか?考えてみましょう。
10〜20程度手書きメモでいいので、リストアップできればバッチリです。
【2】YAHOO!やGoogleで上位表示されると、HPから新規客が増える!これはも勘違い。
質問です。
検索キーワードにもよりますが、比較・検討しながら、あなたのホームページに着地した新規客(見込み客)が、「商品買いたいです。欲しいです。」と相談する確率はどれくらいだと思いますか?
実は、「1%」の反響(コンバージョン)があれば、「成功」の世界です。
0.1%程度でも問題ない数値なので、月に1,000名ホームページに集客したら、一人から相談が入る。
これくらいの確率です。
県内の中小企業のホームページだと、月1万名はまず無理で、1,000名のユニークユーザーを集客できる会社も、少ないです。
ネット広告に投資してい集客頑張っている会社は別ですが、大概、数十名から百名程度。
ざっくりですが、商談や引き合いにつながるホームページからの問い合わせ「月1〜2件」あれば良い方です。
年に数件とったいった会社がほとんどではないでしょうか。
しかも、ほとんどのホームページが、「今すぐ客」と「そのうち客」からレスポンス(反響)とれるように動線設計されたホームページは少数です。
検索キーワードで上位表示されても、HPから新規客が増えない理由を考える
YAHOO!やGoogleである検索キーワードで上位表示されても、HPから新規客が増えない理由を整理すると、
●通常のネット集客だと1%のレスポンス(コンバージョン)があれば上出来。概ね0.1%程度。
●検索キーワードで上位表示されても、流入数が少ない。足りない。
●少ないアクセスでも反響取れる動線設計、情報設計されたホームページ少ない。
といった要因で、検索結果に上位表示されてたとしても、
ホームページから問い合わせや商談が増えることは難しいのが地方の中小企業でのSEO対策の実情です。
ここで、成功のヒントを教えると「指名検索を増やす」です。
会社名や店舗名、商品名やブランド名などの固有名詞で検索することを『指名検索』といいます。
この「指名検索」で、GoogleやYAHOO!からどれくらいアクセスを増やすことができるか?これが、中小企業向けのネット集客で、成功するための必要条件です。
それができてから「検索キーワード」でのSEO対策、ネット集客が正しいステップです。
集客がうまくできていない方は、チェックしてみて下さい。