ホームページを作る場合、必要になるのが①レンタルサーバーと②ドメインです。
この2つがないとホームページに掲載することができません。
①レンタルサーバーは家を建てる「土地」で、②ドメインがインターネット上のお店や営業所となる「家」つまり住所になります。
そもそもドメインって何?
ドメインとは、簡単にいうと「インターネット上の住所」のことです。Webサイトを開くと「https」から始まるURLが表示されます。またドメインはメールアドレスにもなります。
オービックのドメインを例に説明します。
オービックのURLは「https://www.ovic-okinawa.com」です。
この「ovic-okinawa.com」部分がドメイン名です。「www」はサブドメイン(ホスト名)とも言われ、「www」ありorなしが設定できます。選ぶのは①「サブドメイン」のありなし②「ドメイン名」③TLD(トップレベルドメイン)です。 決める必要があるのは②「ドメイン名」③TLD(トップレベルドメイン)です。
適切なTLDを選択しよう
ドメインを決める前に、まずは正しいTLDを選択しなければなりません。そのため、TLDの種類にはどのようなものがあるのか知っておくといいでしょう。
TLDとは?
「.com」や「.net」「.org」など世界のどこからでも取得可能なドメインを一般トップレベルドメインと呼びます。
「.jp」は日本を表すドメイン。日本国内に住所があれば法人に限らず個人でも取得できます。
「.co.jp」株式会社、有限会社、合同会社、合名会社、合資会社など法人のみ取得可能です。個人は利用できませんので注意してください。
「.or.jp」社団法人、財団法人、医療法人、社会福祉法人、宗教法人、特定非営利活動法人など。個人は利用できませんので注意してください。
「.ne.jp」ネットワークサービス提供者。法人に限らず個人でも取得できます。
以上のように、トップレベルドメインには意味があり、法人のみ取得可能なものや、個人でも取得できるものもあります。
ドメイン選びのポイント
創造させる
意味のなさないパスワードのようなランダムな英数字を並べるよりも、会社名や事業内容、商品やサービス名と関連のある文字の方がわかりやすくおすすめです。
関係のない文字だと混乱させてしまうことにもなるので、自分(社長の好み)が好きな名前よりも、相手(顧客・ユーザー)がわかりやすい名称を考えて選びましょう。
入力しやすい文字に
今はQRコードなどが普及し、URLを直接入力することも少なくなりましたが、ゼロではありません。
会社名やサービスと関連のある文字をおすすめしましたが、数字や文字が交互に入力しないといけない場合は少々面倒なので考慮する事をおすすめしています。
できるなら短い方がおすすめ
ドメインは、短くすることがポイントです。理由は、名刺やチラシに掲載する際、省スペースになることと、直接ドメインを打ち込む場合にも、ミスが起きにくい。
とはいえ、会社名やサービスと関連のある文字を短縮するまではしなくても良いとも思います。短縮してわかりにくくするのは本末転倒ですので。
日本語ドメインについて
インターネットは基本的に1バイトの英数字で表示検索されますので、2バイト文字の日本語ドメインになると、日本国内に限定され、漢字が1バイト文字に自動変換され記号だらけの長いドメイン(URL)になってしまいます。
例えばこのページ、「インスタ・Facebook広告は自分でできる」ページを日本語URLにしました。
リンクをコピーして貼ってみたのがこちらです。
↓
長いアドレスですね。あまりスマートには見えませんし、怪しいサイトにも見えてしまいます。
ですので一般的には日本語ドメインはおすすめしていません。
ドメインが空いているか(使えるか)を確認してみよう!
申込み手続きの前に、ご希望のドメインが利用可能かチェックを予めしておく事をおすすめしています。
手続き途中で「使用不可」となると手続きが中断されてしまうので(横道にそれてしまう)、確認してOK→申込み手続きの流れがスムーズです。
人気のあるドメインは「.com」「.net」「.jp」です。法人でしたら「co.jp」がおすすめです。
では、確認してみましょう。今は確認だけでOKです。
下記URLをクリックしてください。
https://www.xserver.ne.jp/order/whois.php
空きドメイン検索に希望のドメイン名を入力して検索します。「inamine」で検索してみました。
結果がこちらです。
ドメインの種類によって、信用度や知名度が異なります。特に、.comや.jpは世界的に広く認知されているため、信用度が高いとされています。残念ながら今回検索した「inamine」では、人気のある「.com」「.net」「.jp」は既に利用済みで取得NGでした。
ドメイン名を変更することで、人気のドメインを取得できる可能性があります。たとえば、「inamine-okinawa」「inamine-oki」「inaoki」などに変更してみるのもおすすめです。
使えるドメインを見つけたらメモをして、サーバーとドメインの手続きの際に登録するとスムーズに取得できます。
ドメイン・サーバーはホームページ制作する時だけ支払えばいい?
ホームページを継続して運営するためには、サーバーとドメインの利用料金を支払う必要があります。多くの場合、この支払いは自動で設定されており、毎月または毎年、利用した分の料金がクレジットカードから引き落とされます。
支払い手続きが完了しない場合、サーバーやドメインの利用が停止になり、ホームページが見れなくなる、またはホームページ自体が削除され、バックアップを設定していない場合、ゼロから作り直しになることがあります。
支払いは十分に気をつけましょう!