Facebook広告のアカウントを作る際、個人アカウントとビジネスアカウントの違いがわからない、という方が多いので、説明したいと思います。インスタ・Facebook広告を考えているならとても重要な部分になるので、ぜひ理解して欲しいと思います。
Facebookの個人アカウントとは
Facebookの個人アカウントは、あなた自身が実在する個人として登録するためのアカウントです。
このアカウントを使って、友達や知り合いとつながり、写真や日記、思い出を投稿し、コミュニケーションを取ることができます。
個人アカウントを作成するには、自身の本名、生年月日、メールアドレスなどの個人情報を登録する必要があります。プロフィール写真の設定や、自己紹介の記入、居住地や出身校の記載など、自分自身を表現するための項目が用意されています。
友達機能を使えば、知り合いを探して友達申請を送ることができます。友達が承認すれば、お互いの投稿を閲覧し、いいね、コメントなどを残すことができるようになります。このように、個人アカウントは個人間のコミュニケーションが主な目的です。
Facebookページとは
一方で、Facebookページは企業や組織、有名人、芸能人などが情報を発信したり、ファンやフォロワーとつながるための公開アカウントです。個人アカウントと違い、実在する個人の情報は必要ありません。
ページを作成する際は、カテゴリー(企業、団体、スポーツチームなど)を選択し、ページの名前、説明文、プロフィール画像などを設定します。ページでは製品やサービス、イベント情報などを投稿し、フォロワーにリーチすることができます。
ページにはフォロワーとファン機能があり、フォロワーはページの投稿を閲覧できます。またファンになると、いいねやコメントもできるようになります。企業がファンを増やしてファンとのエンゲージメントを高めるには、ページの投稿を充実させることが重要です。
2つのアカウントの違い
以上の通り、個人アカウントと企業ページでは目的と利用方法が全く異なります。
個人アカウントは「個人間のコミュニケーション」が目的です。友達をつなぎ、プライベートな投稿を閲覧しあえます。一方のページは「企業や組織からの情報発信」が目的で、フォロワーを集めてリーチを広げることを目指します。
そのため、個人アカウントでは企業の宣伝行為は制限されており、ページとは明確に使い分ける必要があります。個人アカウントは5,000人まで、ページは無制限に友達/フォロワーを持てます。
更に、ページには広告を出稿したり、インサイトを確認する機能があり、マーケティングに適した設計になっています。個人アカウントにはそういった機能はありません。
このように、Facebookでは個人とビジネスの用途をしっかり分けた2種類のアカウントが用意されているのです。個人的な交流とビジネス的な活用を、それぞれのアカウントで行うことが重要になります。
Facebook(個人)とFacebookページ(ビジネス)の用途を分けずに使う場合のデメリット
個人とビジネスの用途を分けずにFacebookを使う場合には、以下のようなデメリットがあります。
- 個人アカウントで企業の宣伝を行うと、スパムと見なされるリスクがあります。アカウント停止などのペナルティを受ける可能性があります。
- 企業情報を個人アカウントで発信しても、リーチが狭く限られたつながりにしか広がりません。広告出稿などのマーケティング機能も使えません。
- 一方で、個人的な投稿を企業ページで行うと、フォロワーにとって不適切なコンテンツになる恐れがあります。
このように、Facebookでは個人とビジネスの用途を明確に分けた2種類のアカウントを用意しています。
個人的な交流とビジネス活用では、それぞれ適切なアカウントを使い分けることが重要です。覚えててね。