最近、ネット広告ってどんどん進化してますね!特に注目なのが、写真や動画で人気の「インスタグラム」です。
インスタグラムユーザーが自ら投稿したコンテンツを広告として宣伝できる便利な機能、「記事を宣伝する」ボタンをご存知ですか?
今回は、この機能を使った広告のメリットとデメリットについて分かりやすく解説します。
過去の投稿を広告に活用するメリット
過去の投稿を広告費をかけて多くのユーザーに見せることができます。フォロワーを増やしたり、アカウントを成長させるのに最適です。ただし、リスト獲得には向いていません。
インスタグラムでは投稿しても、全てのフォロワーに投稿が表示されるわけではなく、リーチは2〜3割程度と言われています。例えば、1万人のフォロワーがいても投稿が表示される人は約2,000人です。
そのため、投稿した中でも反応が良かった投稿から、「この記事は見て欲しい!」「この投稿をみたお客さんはファンになってくれる」「商品購入に繋がりやすくなる」という投稿があったら広告費をかけて、見てもらえるようにする。そのための広告です。
すでに「いいね」や「コメント」が多い反応の良い記事を広告として使うので、ユーザーからの反応が高まり、フォロワーを増やしやすくなります。
例えば、お客様の声、商品開発エピソード、こだわり、ビジネスへの想いなど、お客様へ伝えたいメッセージを投稿してファンやフォロワーを増やす。アカウントを育てていくのに最適です。
また記事を広告として使うので、セールス色がないため、受け入れられやすいというメリットもあります。
さらに反響のあった投稿を広告素材に利用できるので、新たに作り直しする必要がなく、早く簡単に広告を作成して、配信することが可能です。
デメリット
既存の投稿を広告に利用するので、メインテキスト・見出し・説明と言ったクリエイティブの追加が出来ません。ターゲットオーディエンスの細かなニーズや関心を設定できないため、効果が出ない場合もあります。
さらに、投稿に商品タグがついているリールの投稿は広告で使用することが不可能になってしまいます。その他にも広告に使用するためにはいくつかのルールが存在するため、事前に確認が必要です。
デメリットの追加 2024年4月12日
2024年2月、Meta社は、FacebookやInstagramのiOSアプリで利用される「ブースト投稿」と呼ばれる広告の費用に30%の追加手数料を導入することを発表しました。
つまり、iOSのFacebookやInstagramアプリから直接「ブースト投稿」する場合は、30%の追加手数料が発生するそうです。
では、それを回避するためには?InstagramやFacebookのデスクトップ版やブラウザ版からブースト投稿をする、またはパソコンのブラウザからMetaビジネススイートや広告マネージャを使う事で回避できますので、そちらを利用して投稿してくださいね。
この新しい支払いプロセスと価格は、最初はアメリカで適用され、2024年後半には他の国々でも適用される予定との事です。
まとめ
「記事を宣伝する」ボタンを使って広告を出すのは、とても簡単で「これからインスタ広告をやってみたい!」という初心者にもオススメですが、目的がリスト獲得などの場合は、効果が期待できないことがあります。広告を出す際には、目的を理解し適切に活用しましょう。